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アコースティック・ライブ・バー「NINE LIVES」(東京都墨田区向島2-9-7 03-3621-0747)のsuzuです!日常のことを徒然に。お店、音楽、お酒に食べ物のことや、suzuに影響を与えたもの、suzuの気持ちとかの記録です。


by suzu-perry
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カテゴリ:本( 55 )

d0066024_2142812.jpgナラタージュ
島本 理生(しまもと りお)著

今年の目標の中で本だけは順調に読んでるな…と自分を少しほめてあげたい気分です。

今度の本はyoshiiさんオススメです。
ナラタージュとは映画などで主人公が回想の形で、過去の出来事を物語ること

読んでいる間中、胸がキュッと痛むというか。
純愛ってこうなんだなって思う。

「子どもだったから愛とかと違うではなくて、子どもだったから愛してるってことに気づかなかったんだよ」

泉は結婚する相手からそういわれる。

大人になってからの恋って、やっぱり打算とかあると思う。
それに比べて高校生の時の好きという気持ちはかなり純粋だと思う。

私の友達でも高校生の時に付き合ってたとか、好きだった人と結婚してる子がいた。
結果的に別れた子もいるけど、そのときの自分がその人を好きだという気持ちは一番深いのではないかな?

高校生の時、好きな人のことで悩んでた友達のことも思い出した。

自分が誰かを好きでいられることはすごく幸せで、誰かの愛に応えないといけないというのはしんどさもあるような気もするね。そして知らない間に相手を傷つけることもあるんだよね。

私は「居心地がいい」というのは、その人が合わせてくれている裏返しなのではないかと思ったりする。

島本さんはそんな心や感情を上手いこと表現してるなあ…。

今日の日経に小川洋子さんのインタビューが載っていて、物語は突然降りてくると言っていた。
そして、物語の洞窟を見つけるのに1年かかることもあると。
作家って頭がいいのだと思っていたけれど、そういうことを見つけるために生まれてくる人もいるんだなと実感。
ある意味音楽とかも学者とかも選ばれし人たちなのかもしれませんね。
by suzu-perry | 2006-03-27 21:57 | | Comments(0)

『白夜行』 東野 圭吾

d0066024_0402249.jpg『白夜行』
東野 圭吾 著

最初の感想は「やっと読めました~」ってカンジ。
文庫本だけど、1000円だったんだよね。854ページだよ!

その展開はやっぱりすごい。できるなら、ドラマを見る前に読みたかったね。

だってドラマは、小説で最後にくるカラクリからスタートしてるんだもん。
それと小説では一切感情表現はないから、唐沢雪穂の悪女ぶりがすごい。
また、その人格を形成すべき幼少時の経験。

やっぱりドラマの雪穂は悪人になりきってないように思うね。
イメージ的には「りょう」が似合うような気がする。(独断ですが)

しかし、前回のレイクサイドといい、東野さんの本はまだ2冊しか読んでませんが、子どもが大人が考えているより精神的には大人だという点で共通するように思う。

思い起こせば、私も自分はこうなりたいと思い始めたのは小学校高学年か、中学生のときだったように思う。でも、親を裏切りたくないという気持ちから子どもを演じていたような。
リリーさんの小説にもありましたが。

でも、いざ自分が大人になってみると、小学生や中学生がどれだけ大人の考え方ができるのかがわからなくなっている。まあ、個人差もあるけれど…。
無邪気なのが子どもとか。

東野さんも少年犯罪についてはいろいろ考えているのかもしれませんね。

明日のドラマの最終回はどれだけ原作読者に訴えられるか、楽しみだねえ。
by suzu-perry | 2006-03-22 23:38 | | Comments(0)
d0066024_0171646.jpgレイクサイド
東野 圭吾 著

あまりサスペンスは好きではないのですが、ベストセラーになっていたというのと、「白夜行」に最近はまっているので、東野圭吾さんの作品初めて読みました。
あたかも、ドラマを見ているような錯覚を起こすような展開にあっという間に吸い込まれ、歩いている間にも読んでいるぐらい熱心に読みました。
結論的には殺人の犯人はわからないまま、小説は終わってしまったのですが、内面描写なく読者を引き込むあたり、すごい。

しかし、このストーリーって発想が浮かんで、詳細を書いていくのだろうか?
作家ってすごい頭いいんですね。
by suzu-perry | 2006-03-12 23:13 | | Comments(0)
d0066024_23233651.jpg東京タワー
リリー・フランキー 著





nickeyさんのオススメの一冊です。

最初私は著者は外国人かと思ってました。サブタイトルから日本語がペラペラな人かと。
その期待は読む前に裏切られ、始終九州弁の会話で一貫されていた。
冒頭からリリーさんと同世代であることは読み取れた。
ホント、プラッシーが出てくるところなんかは私の子どもの頃と同じ。

ヤクルトをチビチビのむところは逆に最近甥っこが同じことをしていて、子どもの行為に時代を越えて共通するものを感じた。

でも、どういう訳か涙が出なかった。
本の帯に泣ける!とかいっぱいコメントがあって期待しすぎたのかな?

なぜか私は『死』に直面してまだ泣いたことがない。
感激することでよく涙は流すんだけど。

なんとなく、私にはオカンは幸せだとしか思えなくて。
また、経済的にも時間的にも十分なことをオカンにしてあげられたリリーさんも幸せだと思う。
良かったよねという気持ちがいっぱいだった。
実際、自分のお母さんがガンになって苦しんで死ぬという場面にいたら、泣かないわけはない。

私の母も昭和ヒトケタ生まれで、子どものために生きてきたように私は思っている。特に子どもの時に戦争を経験しているので、食べることには不自由させたくないと、懸命に働いてきた。
でも、母を思い出したよ。お母ちゃん、ありがと。

私も本来言える立場ではないが、子どもは親に恩返しをしたいと思うんじゃなくて、その愛情を自分の子どもに向けないといけないのではないかと思うんだ。それが最大の親孝行なのではないかと。

世界中の人間がその人を嫌ったとしても、母だけはその人を許して愛してあげられるんじゃないかと、また勝手な自分だけの想像の世界に入っていくのだった。
by suzu-perry | 2006-03-06 07:27 | | Comments(3)
d0066024_15453321.jpg推理小説
秦 建日子 著




ドラマ「アンフェア」が面白いなと思って、原作本を購入。
秦 建日子(はた たけひこ)さんは劇作家、演出家、シナリオライターとしては有名なのかな?
「共犯者」や「ドラゴン桜」などやってたみたいですね。

その初の小説家デビューの作品です。
やはり、ドラマとは基本的なストーリーは同じなのですが、展開が少し違って面白かったです。
ちょっとドラマは少し中だるみを感じるので、やはり小説の方がすっきりとしてます。
でも、これをドラマ化しても2時間ドラマぐらいですものね。
雪平夏見シリーズはまた夏にもあるみたいで楽しみですねえ。

出版社というものを痛烈に批判している本でもあります。
出版社だけでなく、読者自体も批判してますね。

よい作品であるということと、売れる作品であること。
それは本の世界だけでなく、テレビのドラマであったり、音楽であったり。
いろんな方向へまた考えていくsuzuなのですが…

しかしこのタイトルは挑戦的です。
まあ、私自身推理小説で肝心の犯人を知ってから読んだので、推理小説ファンから言わせれば、「つまらない」ということになりそうですが、それはそれで、ドラマでは見えなかったこと。
完全犯罪を目指した連続殺人事件ではなく、

ある意味、瀬崎一郎の自殺のシナリオだったんですね。

ということはこれは「推理小説」ではなく、そういうタイトルの小説なんですよ。

手首を切るのでもなく、首を吊るのでもなく、電車に飛び込むでもなく、
彼の描いた理想的な死に方。

そこがすごい。
夢を描いて出版社にはいったが、現実はやりがいとか夢のようなことはなく。

すごい発想だと思いました。
by suzu-perry | 2006-03-05 16:00 | | Comments(0)
d0066024_23161354.jpg『妊娠カレンダー』
小川 洋子 著

2月5冊目は小川 洋子さんの芥川賞受賞作品です。
「博士の愛した数式」を読んで、いいなって思って、yoshiiさんからのご推薦で読みましたよ。

私もこれを読んで、妹が妊娠したときのことを思い出した。
そう、この主人公が思う謎のようなもの感じました。出産前だけに帰ってきたから、つわりのひどさは分からないけど、精神不安定というやつ?涙もろかったりしてた。気の強いあの子がちょっとしたことで泣くのは少し驚きました。

女性って、しかも、初産っていろいろ大変なんだろうなって思う。
マタニティーブルーなんて言葉もあるぐらいだし。

でも、不思議と2人目からは普通でした。
思うに、最初の子のときは、母と未知の世界のおなかの子だけ…不安なのは最初だけなのかもしれません。

でも、小さな生き物ですら子孫を絶やさないように子どもってのは当たり前のように作るもんなんですよね。

「ドミトリー」と「夕暮れの給食室と雨のプール」の作品も入ってました。
「ドミトリー」はこれが数式へのヒントになったのかな?というところもあり、小川ワールドでしたよ。どんどん引き込まれていきました。
でも、消えた大学生はどこへ行ったのか。うわさの真相はどうだったのか。少し知りたい。
↑わかってないだけかな?

今月は月初に飛ばして読んで、安心してたら、今月は短い!!
もう1冊がんばるよん。
by suzu-perry | 2006-02-23 23:12 | | Comments(0)
d0066024_1231581.jpg
『考える短歌』
俵 万智 / 新潮社
満足度:★★★

新潮社の「考える人」では俵さんが添削してくれるらしい。
2月4冊目は上司が貸してくれました。
私は短歌などとは縁がないと思っていましたが、読んでみるとなかなか面白い。

そういえば、今はやってないけど、バンドでオリジナルを作るとき、詩をつくってたんだよ。
今から考えるとすごい稚拙なんだけど。
これを読んで感じたことは…

「言葉にも奥行きというものがあるのね」

ということでした。
仕事上、コピーが持つすごさってわかったつもりだったけど、あれも才能だと思っていたんですが、結構コツもあったんだ!

私が書くどころか、読むこともちゃんとできてなかったんだと思い知らされた一冊。

実はこの1冊は結構読み終えるまで、時間がかかりました。
小説のようにすらすら読めるものではなく、「考える短歌」ですから!
考えながら読んだんですよ。
歌をつくるとき、単に自分の中にある気持ちを文字にしただけでは、自己満足にすぎず、自分のこの気持ちを正しく伝えるには考えておかねばならないルールがあるんですね。

それはブログやメールをしてても、「言葉」の難しさはわかりましたが。
コメントや返信を見てはじめて「あれ?アタシの思いって勘違いされてる!」なんてことあるのよ。

何を伝えたいか、それを31文字の中に集約する難しさ。
しかし、長文と違って、31文字だから、一瞬で目に飛び込んでくる。
伝えたいものは何なのか。

久々に歌でもつくってみようかと、元気をもらった本でした。
by suzu-perry | 2006-02-18 12:01 | | Comments(0)

『県庁の星』 桂 望実

d0066024_23284616.jpg2月の3冊目は桂 望実さんの「県庁の星」。
2月は日数も少ないけど、1月の繰越1冊があるので、ペースアップ(笑)

タツノオトシゴさんからお借りしました。ありがとうございます。

実は話題作だったんですね。映画化も決まっているようで、でもキャストがねえ。二宮さんが柴咲コウなんて、単なるラブコメにならんように祈るばかりですねえ。

県庁から民間研修ということで、1年間県庁のエリートが民間に派遣されるって言うストーリー。
最初は単なる公務員批判なのかと思っていましたが、大企業病に悩んでる会社にもオススメではありませんか。

野村聡は父親が民間の会社で転勤と残業のため、家庭を犠牲にした日々を送り定年後も役立たずな隠居生活を送っているのを見て、転勤も残業もない「公務員」になり、県庁でもエリートになるべくがんばっていた。
民間に派遣というと、普通はメーカーなどに配属かと思いきや、「スーパー」だった。

そこで自分の上司になるのは…。実際、店をまわしている45歳バツイチ子持ちの二宮 泰子。

最初、なんでオレがこんなところで意味のないことをやらなければならないのだろうかと疑問をもつ野村。そう思うこと自体「人のランクづけ」をしているのだな。

世の中に意味のない仕事などないのだよ。


役所とは「人の上に人をつくり、人の下にも人をつくる」なんて映画のHPには書いてたけど、その通りなんでしょうね。でも、それはエリートの世界であって、公務員って国に雇われてさほど上司に対して重きを置いてないと郵政省の人から聞きました。クビもないし、熱血で仕事やってるとウザイと思われるのかもしれませんね。

それが、野村さん惣菜売り場でチームを組んで、売上の競争をはじめるところから、売れるためにはどうすればいいのかについて考え始めます。
プライベートでは女に詐欺にあうところがマジメさを出してます。

それと対照的に二宮が息子と理解を深めていくところも面白い。

「自立もしてないくせに、言うことはどんどん生意気になっていく。(中略)筋の通らない世の中で、それでも生きていくしかないってことをどうやったら教えられるんだろう。」

ってところ、会社を批判するだけの社員にも言ってやりたい。
あと、、顧客第一主義とか言いながら間の抜けたことを言っている会社上層部の方にも原点に返るためいいんではないですか。
もちろん、公務員の人にも!
オレがなんで!とか言う前に。

別に説教とかそんなんじゃなくて、考えさせられるところいっぱい詰まった1冊でした。
「つまんない人」から「魅力ある人」になりましょう!
by suzu-perry | 2006-02-11 23:59 | | Comments(2)
d0066024_2233686.jpg話題の一冊ですねえ。
まあ、仕事上必要なので、読みましたが。

実に面白い。
中学校に入る前に読んでいたら、きっと数学が好きになっただろうなあ…と素直に思えました。

作者の小川さんも、改めて数学って素敵だなって感じて、それを素直に表現したのでは?

と思ってしまった。

ルールに基づくものは数式にして、ちゃんと整理できるんだな。
言葉や音楽と同様に数字もすばらしいものなんだな…。
ただ、向こうから語りかけることなく、静かに見つけてもらうのを待っている。
主人公の「私」にとって、「博士」は数字そのもののような…
そんな感じ。

主人公同様「友愛数」「双子素数」などは数学の堅さからは想像できないぐらい愛情を感じました。

数学が苦手というのは、アタシの「バカの壁」だったんだと、気づかされた一冊。
by suzu-perry | 2006-02-09 22:40 | | Comments(5)
d0066024_1722167.jpgとうとうIVまで読んじゃいました。
2月1冊目は…
「バッテリーIV」

IIIでね、横手との試合が始まる前までで終わっていたから、ドキドキしてIVを手に取ったのよ。
なのに最初、いきなり冬になってて、「え~!どうしてよ。試合は試合!」と思ってたら回想シーンのようにはじまるんだよ。

あさのさん、あんまり凝ったことしないで~。
貴方のストレートさが好きなのに。

まあ、それはおいといて…。
天才 巧をリードすることに戸惑いを感じる豪。この回は挫折を味わうというストーリーのようですね。横手の天才バッター、門脇の幼なじみの瑞垣も違う意味で豪の気持ちが手に取るようにわかるのか。試合でバッテリー完全につぶした。

どんな世界もこういう「天才」っているんですよね。
天才と思い込んでいる凡才はすぐ「オレは天才だ!」なんてことをいうのだけど、ホントの天才ってピュアな人が多い気がする。

そのピュアさで人を傷つけることかあったり。
音楽の世界でいうと、結構譜面を読めない人がそうだったりする。
っていうか、譜面って後から出来たものであって、最初は音を作り出すことなんだな。
いわいる解説書のようなものではないでしょうか?

もちろん私も天才には程遠い普通の人だから、勝手な解釈にすぎませんが…。

早くVが出るといいな。
by suzu-perry | 2006-02-04 16:45 | | Comments(0)