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アコースティック・ライブ・バー「NINE LIVES」(東京都墨田区向島2-9-7 03-3621-0747)のsuzuです!日常のことを徒然に。お店、音楽、お酒に食べ物のことや、suzuに影響を与えたもの、suzuの気持ちとかの記録です。


by suzu-perry
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「奴の小万と呼ばれた女」 松井今朝子著

d0066024_019314.jpg余裕が出てきたから本が読める時間が取れるのですが…。
本当は忙しいときこそ本や雑誌は読まないといけないのですよね。

この本はtunaちゃんが1ヶ月前にくれた本の一つ。
ようやく読めました。

私、この松井今朝子さんという作家は知らなかったのですが、
なんとも軽快で潔い。
解説を読むと2007年に直木賞も受賞しているのですね。

江戸時代の大阪の女性「お雪」の小説です。

上手く現代の人にもひきつけられるような内容です。
実在している人みたいですね。
身体も大きく、自由に生きる女性。
今では「当たり前」なのですが、

江戸時代って女性って子どもを産む道具。
ご主人に愛されてナンボ?


そんな時代に男を投げ飛ばしたり、でも、やっぱり女性の部分もあって恋をするのですよ。
でも、この恋はどちらかというと動物的なのかな…。
結婚する気はない(身分的にも)んだが、好きな男に抱かれに会いにいってしまう。
最後には妊娠するのですが、反対を押し切って出産するが、子どもは死産。
それでも78歳まで生きたという。
実話だけにすごい。

現代を生きていると、昔の女性というのはどうしてあんなに自由になれなかったのだろう?と考えることも多いのです。
子どもを産んで育てる間は他はできないからなのか。
男のように外へ出て、人を殺さないからなのか。

やはり放っておくと男性よりも強くなる女性が出てくるからなのか。
(もっぱら精神的にだとは思うが、今回の北京オリンピックのように…)
だから、男性に寄りかからねば生きていけないように中国なら纏足(てんそく)とかの文化がうまれるのですかね。

私がまだ住宅の営業だったころ、やはり家を契約するときに何千万円という借金をするんですよ。
そのときにご主人はすこし躊躇をするんだけれど、奥さんの方は一旦決めてしまえば「なんとかなるわよ。大丈夫!」と言い切るんです。

私が「奥さまは潔いですね」なんていうと、

「子どもを産むことに比べたら大抵のことはどうってことないわよ。
あの痛みは男の人は死んでしまうらしいからね(笑)」


って言った時に女性の強さを感じたわ。

やはり現代も昔も女性の考え方ってそんなに変わるものではないのかもしれません。

それに、この小説で私を楽しませてくれたのは背景が大阪であったこと。
「四天王寺前夕陽ヶ丘」って地下鉄があるのですが、昔はそういう風景だったのか…と想いを巡らせました。
妹などは天王寺商業高校でしたから、この近所。
そういえば、亀のいる池もあったなあ…。

普通より2倍楽しめました♪
楽しい本、ありがとうございましたぁ!
Commented by tuna at 2008-08-26 10:36 x
楽しんでいただけてよかったです。
ちょっとした息抜きにはなりましたでしょうか。

最近読むのはもっぱら時代劇もの(鬼平とか)かミステリーばかりなので、そういったものしかお勧めできないんですけどね。

そうそう。
天王寺前夕陽丘って、そういえば友達が結婚して住んでいると
話していたような気がします。

意外と身近ですよね。
Commented by suzu-perry at 2008-08-26 15:52
★tunaちゃん
私の元上司もいっとき、鬼平に超はまっていたなあ…と思い出しました。
時代ものっていいですよね。
同じ場所に行ったときに、何百年前にあの人物がここにたって、同じ太陽を見ていたのかとか、こう感じていたんだな…とか思いを馳せるのが楽しい。
身近なのっていいですよね。
今日から2冊目に入りました(笑)

by suzu-perry | 2008-08-25 23:16 | | Comments(2)