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アコースティック・ライブ・バー「NINE LIVES」(東京都墨田区向島2-9-7 03-3621-0747)のsuzuです!日常のことを徒然に。お店、音楽、お酒に食べ物のことや、suzuに影響を与えたもの、suzuの気持ちとかの記録です。


by suzu-perry
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東京奇譚集と石の贈り物

d0066024_1631397.jpg村上春樹の「東京奇譚集」を読んだのですが、この本は5つの短編小説が1冊になった本です。
そのなかで、私は「日々移動する腎臓のかたちをした石」の内容に興味を示していたのです。

それは子どものころに父親に「自分にとって意味のある女性は3人いる」という話をきくことにより、それがトラウマになって女性とうまく付き合えない小説家の話。
その小説家がある女性と会ったときに、自分の書きかけの小説の話をするのだが、その内容を腎臓の形をした石を女医が拾い、その石が日々移動するところまでは書けて、そこから止まってしまっているという話をする。
そして、その女性との会話で結末が書けることになる。しかし、書き終わったときにはその女性と連絡が取れなくなってしまう。そして、初めて男はその女性は意味のある女性だったのだとおもう。

なんだか不思議な話だなあ…とおもっていたところに、会社の同僚から石をもらった。

つながっているのか!と思わず感じてしまった。
d0066024_23274345.jpg

でも、グロテスクではなく、こんなかわいい石で安心した。

この小説はなんだか偶然性をテーマにしているだけに、不思議な気分になった。
そんなことあるんですね(笑)
Commented by こば at 2008-01-18 06:44 x
suzuさんは春樹さんを読みそうな人じゃないという気がしてた。
オジサンは群像新人賞時代からの大ファンなのでほぼ前作を持っています。もっと読みたくなったら言ってね。

「東京奇譚集」はタイトル通り不思議な偶然をテーマにした短編集ですが、どれも春樹さんらしい発想・文体・ストーリーテラーとしての魅力満載で大好きな作品集になりました。「・・・腎臓の・・・」のヒロインのキャラ設定には唸りました。

冒頭のトミー・フラナガンへのリクエストの話はたぶん本当に春樹さんが体験したことで、それがこうした作品集の起点になっていると想像できますが、ポップスやロックのようにレパートリーが読めるものと違って、スタンダードジャズでこんなことが起こったらすごいことだよね。
Commented by eno at 2008-01-18 13:34 x
「東京奇譚集」面白かったですね。
私は「品川猿」が一番好きです。
文庫も出ましたので、ぜひコレクションしてくださいね。
表紙カバーの猿の絵も気に入ってもらえると嬉しいです。
これからもよろしく(´・ω・`)ノENOKI
Commented by suzu-perry at 2008-01-18 16:41
>こばさん
春樹ファンって多いですよね。
私もこの本は友達のブログで紹介されていて、気になっていたのですが、文庫化されて早速購入しました。

私は春樹さんだけでなく、活字嫌いだったので、本はあまり読んできてなかったのですぅ。恥ずかしながら…。

今は自分にノルマを与えて読んでいるのですが、選んでいるのは無茶苦茶です。
春樹さんでオススメがあったら教えてくださいね。

トミー・フラナガンの話は「偶然の旅人」ですね。
偶然なのか必然なのか…とても面白かったです。
そして、それを読んだ私がまた「偶然」を体験する…現実ってとても面白いですよね!
Commented by suzu-perry at 2008-01-18 16:46
>ENOKIさん
はじめまして!!
きゃ~!文庫本のイラストレーターの方がコメントしてもらえるなんて光栄ですぅ。

猿の絵が採用されているのも、この「品川猿」のタイトルからですかね。
実のところ、私はこの文庫版を購入しましたので、記事にも文庫版に入れ替えました。

個展にも行ってみたいと思います。
よろしくお願いします!!
by suzu-perry | 2008-01-16 23:10 | | Comments(4)