『東京タワー』 リリー・フランキー
リリー・フランキー 著
nickeyさんのオススメの一冊です。
最初私は著者は外国人かと思ってました。サブタイトルから日本語がペラペラな人かと。
その期待は読む前に裏切られ、始終九州弁の会話で一貫されていた。
冒頭からリリーさんと同世代であることは読み取れた。
ホント、プラッシーが出てくるところなんかは私の子どもの頃と同じ。
ヤクルトをチビチビのむところは逆に最近甥っこが同じことをしていて、子どもの行為に時代を越えて共通するものを感じた。
でも、どういう訳か涙が出なかった。
本の帯に泣ける!とかいっぱいコメントがあって期待しすぎたのかな?
なぜか私は『死』に直面してまだ泣いたことがない。
感激することでよく涙は流すんだけど。
なんとなく、私にはオカンは幸せだとしか思えなくて。
また、経済的にも時間的にも十分なことをオカンにしてあげられたリリーさんも幸せだと思う。
良かったよねという気持ちがいっぱいだった。
実際、自分のお母さんがガンになって苦しんで死ぬという場面にいたら、泣かないわけはない。
私の母も昭和ヒトケタ生まれで、子どものために生きてきたように私は思っている。特に子どもの時に戦争を経験しているので、食べることには不自由させたくないと、懸命に働いてきた。
でも、母を思い出したよ。お母ちゃん、ありがと。
私も本来言える立場ではないが、子どもは親に恩返しをしたいと思うんじゃなくて、その愛情を自分の子どもに向けないといけないのではないかと思うんだ。それが最大の親孝行なのではないかと。
世界中の人間がその人を嫌ったとしても、母だけはその人を許して愛してあげられるんじゃないかと、また勝手な自分だけの想像の世界に入っていくのだった。
多忙きわめておりました。
そう!すごい感想でびっくり。
私は泣いて泣いて、信じられないくらい泣いて
自分の親にこれだけ思えない自分を浮き彫りにした一冊でした 。
やっぱ、suzuたん、大人ですな!
これから、私のブログでも読了本のこーなー作って行きますね。
ちなみに、博士の愛した数式・・・
面白かった。最初、設定は外国と思ってました!わは☆
おおお!お久ですう!
コメントありがとうね。
私も今超多忙なんで、なかなかブログもかけないんですよ!
nickeyも年度末だから忙しいのかな?
アタシもあんまり大人ではないのですが、やっぱり少し期待が大きかったのかな?博士のラストでも涙する優しい人もいるようです。
アタシって実は冷血??
でも、火垂る墓は泣いたよ~!もうずるずる!!
1リットルも!でも、ドラマではあんなに泣いた1リットルも原作では涙は出ずで…。
本にはまだ感情移入が出来ていないのかも?ですね。
涙するような作品に出会いたいものです。
吹き出して笑うのはよくあるんだよ(中島らもとか)ww
http://suzudiary.exblog.jp/m2005-11-01/#2112880